向かいのお兄さん
第11章 計画失敗
"ロックNo.は?"
は?
『ロックNo.だとぉおおー!!??ふざけんのも大概にしやがれ馬鹿野郎ぉおー!!!!!』
「何かあるなと思ったら、そういうことだったのか」
『…』
あたしはゆっくりと後ろを振り返った
そこには、柱によっ掛かってニヤリと笑う直也の姿が
「どうやら、よっぽどお仕置きされてぇみたいだな」
『…ははは…やっほ、元気…?』
「"ははは"じゃねえ」
『むぎゃあああああ!!!』
あたしは直也に口を塞がれながら、強引にどこかへ連れていかれた
あたしの
負けだ