向かいのお兄さん
第12章 洗わなきゃ
「ほら」
『んぎゃ』
あたしが直也にほうり込まれた場所は
お風呂の脱衣所だった
直也はバタンと扉を閉め、しっかり鍵まで掛けた
『な…直也さん…あなた酔ってたんじゃ…』
「出したら覚めた」
へぇ!!?
アルコール全部出しちゃったんですか!!?
「んなことどうでもいいから、脱げ」
『え…無理…』
「家に帰ってそんだけビール臭かったら、親に叱られるんじゃないか?」
『む…無理なもんは無理』
「ちっ、着替えすらまともに出来ねーのか」
直也はあたしの服を掴んだ
『ちがっ、やだやだ!!』
あたしは出来るだけ壁際へと逃げたが
あたしの上は簡単に脱がされてしまった
『変態!!服返してー!!』
直也がもつあたしの服に手を伸ばすけれど
結局抱き着かれ、これまた簡単にブラを外されてしまった