向かいのお兄さん
第15章 玄関先の
「どうしたの、もじもじして…トイレ行きたいの?」
わかっていて、わざとこんな風に言うんだ…
『ちがっ…///』
あたしはよじらせるだけでなく、少し浮かせたりもした
「え?じゃあ何?」
そう言いながら、直也は少しだけ膝を触れさせる
ビクンと身体を弾かせ、もう一度動かしてくれることを望んだけれど
直也はまた膝を離した
『はぁ…ぁん///』
こんなお預け状態…いやだ…
「で、どうしたいの?」
『んん…///』
「ちゃんと言わなきゃ、わかんないだろ?」
あたしはまた腰を動かし、直也を見上げた
『…膝…///』
「膝が?」
『膝でぐりぐり…して…///』
「どこを?」
『…』
「文章の組み立ては、試験でも大事だろ?」
『あ…たしのクリを…膝でぐりぐりして…///』
すると直也は、満足げに笑った