向かいのお兄さん
第16章 合コンなんて
『はぁっ…はぁ…///』
「気持ちよかったですか、お姫様?」
直也は、あたしの汗ばんだ額にくっつく前髪をそっとどけた
そしてそこへ、チュッと音を立てながらキスを落とす
『も…もおっ///』
あたしは直也の胸をドンッと押し返した
また、こうやってイカされる
もうこの関係が、数ヶ月は過ぎた
あたしは直也の彼女でも何でもない
遊び相手なのだ
都合のよい…玩具…
早く解放されたい
直也の
手から
『…』
あたしはムクッと起き上がり、とりあえずパンツを履いた
「はい」
直也が渡してくれるズボンを、乱暴に受け取り
それも履いた