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刑事とJK

第95章 近所のおじさん




――――――――――




「あ、だからここは4√6なんだ!!」



「そうそう、よく出来ました」


岩崎は数学のノートにはなまるをつけてやった



「やった♪」





「こんにちは岩崎さん、今度晩御飯でも食べに来てくださいよ!!」



家の前を通り過ぎた由紀の父親が、そう言った





「ほんとですか!!
ありがとうございます!!」





「おじさん、その時はあたしが何か作ってあげるよ」




「由紀ぃ、父さんにも何か作ってくれー!!」



「どうしよっかなぁ~(笑)」





岩崎はそんな二人を見て微笑んだ




この親子が、いつまでも幸せでいられるよう
願って…






「おじさん、で、この問題は?」




「ん?
ああ、これはねぇ…――――」










由紀は、大学は京都のほうへ行くことになった



しばらくは会えないが



それでも彼女は、"また家に帰ってくるから"



笑顔で、そう言った













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