刑事とJK
第15章 海物語
「先輩もう買いました?」
「何を?」
「水着っす」
「はあ!?」
斉藤は回していたペンを落とした
シゲは胸の前で腕を組む
「もう、山崎さんが言ってたじゃないですか、
刑事課の一部で今度海に行くって」
あのジジイ、刑事舐めてんのか!!
「行くわきゃねーだろ、んな遊び。
勝手に行ってろ」
斉藤は手をぺいぺいっとさせた
「一人か二人なら、
知り合い連れて来てもいいらしいっすよ?」
「へ…?」
―――――――――――
「――――…ってことだ」
『あたしも行ってもいいの!?
行きたーい海行きたーい!!』
ゆうひは斉藤の横ではしゃぎ出した
「そんなに…行きたいのか?」
『うん!!
海なんてほんと久しぶりだもん、
斉藤も行くよね?』
「……
……ああ」
『やった///』
そんな目で頼まれちゃ
断るにも断れねぇだろ!!
『それで、いつ?』
「確か…今週の土日だったな」
『泊まりがけなの!?』
「多分な」
やったー///
斉藤と海に行けるなんて…
しかも一泊二日!!
やばい!!
「オレもあんまり詳しいことは知らねぇんだ…
また電話でもするわ」
『うん、ありがとね、誘ってくれて///』
「いや別に…お前、ちょっとは動かねぇと
ブクブクに太るかもしんねぇしな…」
『やかましいわ!!』
――――――――――
ああテンション上がる~
何着て行こう!?
あ、斉藤の水着姿も見れる…
楽しみ、きゃ~///