刑事とJK
第2章 やっぱりここにいた
考え抜いたあげく、
オレはボソっと呟いた
「柔道とか…?」
『あ、それ見たい!!』
そんな期待の眼差しを向けられちゃあ、
やるしかねぇな
「よし、シゲ、投げられ役しろ」
「ええっ、嫌ですよ!!」
「交代するからよ」
ポンッと肩を叩いてやると、
シゲは渋々立ち上がった
オレはカッターのボタンをひとつ外し、
腕をまくる
「ちょっ、先輩!!
ただでさえも常にボタン外し過ぎなのに、
それ以上外したら…胸はだけちゃってる
じゃないっすか!!」
「なんでお前が照れんだよ?」
「照れてませんよ!!
ってか女子高生いるんすよ!?」
シゲはもうパニック状態だ
『オッサン、別に何しても
あたしは萌えたりしないから』
「ぶぁっか、はなから期待してねぇよ」
オレとシゲは向かい合った