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刑事とJK

第19章 夏祭り




―――――――――――



だいぶ日も暮れてきた頃
斉藤は公園の、いつものベンチに座っていた




「遅ぇぞ」



砂を踏む足音に気づき、
顔を向ける




『や、ごめんごめん』



「…浴衣?///」


『うん///』



ゆうひは髪を上で束ね、
鮮やかな赤とピンクの浴衣を着ていた



斉藤は、予想通りの半袖半パン…





「いいんじゃ…ねぇの…?///」




ちょっと顔を余所向け

斉藤はそれ以上、何も言わなかった





『……え?』



「何だよ?」



『いい…わけねぇ!!
って言わないの?』




「言って欲しいのか?」



ゆうひは首を横に振った




『ううん、ありがと///』


「…おぅ///」






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