刑事とJK
第3章 遭遇
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『今日も来たよ〜』
この公園に通うようになって、
もう3年くらいかなぁ
相変わらずたくさんの鳥と
相変わらずグータラの猫と
相変わらず小さい犬
小犬はもちろん、
あたしと仲がいい
『また先生に怒られたよ
ほんとうるさいよね』
小犬はあたしの話を聞いてくれる
意味は理解出来てないだろうけど
そのつぶらな瞳をいつまでもあたしに向けてくれるから
あたしはずっと話続ける
『あ、バイトの時間だ。じゃあね』
バイバイすると、
小犬はいつもちょっと寂しそうな顔をする
餌付けなんてしたことない
小犬がどうやって空腹を凌いでいるかなんて
全然知らない
それでも小犬は
生きている
あたしはそんな小犬に
たくましささえ感じる