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刑事とJK

第25章 副担任






もう9月に入った


夏休みなんてあっという間に終わってしまい、ゆうひは今日からまた新学期だ





ちなみに、この前のサプライズパーティーは
皆途中でダウンしてしまい、翌朝全員で部屋の片付けをする…
という、なんともシマリのない終わり方をしたのだった



















「おはようゆうひちゃん!!」


と、元気よくあたしの机の前にやって来たのは、
友達の佳奈(カナ)だった



今ではあたしの1番の親友で、
ちょくちょく話にも出て来てた"友達"が佳奈




『おはよう佳奈!!
あれ、焼けた?』



「うんーやっぱりわかるか…。
おじいちゃんの家遊びに行ってたからさ、
畑仕事手伝ったらこうなったの…」



『勉強した?』



「してない!!」


『あたしもっ!!』



ゆうひと佳奈は指を差し合って笑った





だんだん教室には生徒が集まってきて

夏休みは何してたか、だとか、
学校めんどくさい、だとか口々にしゃべっていた




その騒がしい教室を静めるのが、
毎度のことながら担任の安田だった



安田はいかにも熟練の女教師、という感じだ




「はいもう座るーっ」



ガタガタと音を立てながら、
全員急いで自分の席につく



最後のひとりが席についたのを見て、安田は話を始めた





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