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刑事とJK

第26章 初めて






斉藤のシャツに頭を通す


袖も裾もブカブカだ






…斉藤の匂いする…///


とか…あたし変態…






次はズボンに足を通す


こちらもサイズが大きく、
しかもパンツを履いてないからスカスカする



さらに、油断していると下がってくるときたもんだ




『うぅ…』



ゆうひは頑張って脱いだ服を持ち、
ズボンを上げながら風呂から出て来た



「ん?ブカブカじゃねぇか、それでいいか?」



『うん、大丈夫!!』



…じゃないけどね




斉藤もソファーから立ち上がると
風呂に入りに行った





『…さて』



ここからどうしよう!?


斉藤が上がってくる前に
さっさと寝てしまうか!?


でも、目は完全に開ききってるし、
全然眠くない…





とりあえず、斉藤が出てくるのを待とうかな…








―――――――――――





しばらくして、斉藤が出て来た



「あれ?
まだ起きてたのか?」



『あ、うん。
目覚めちゃって…』



眠れるわけないだろ!!





「そっか」



斉藤はタオルを首にかけて、
ベッドに腰掛けた



ゆうひは地べたに座っている




「お前、ベッドで寝るか?」



『いや、いいよ!!
あたし、ソファーで寝るし!!』



「だって、ソファーだと
次の日体中痛くなんねぇか?」



『なるかもだけど、
ほんと大丈夫だから…!!』



「何遠慮してんだよ?」




斉藤は顔をしかめる



そしてポンポンと
手でベッドを叩いた





…横に来いってこと?




ゆうひは立ち上がってゆっくり歩き、
斉藤の横に座った






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