刑事とJK
第4章 ご注文
『ううん、気にしないでよ
そんなに謝るなんて、らしくないし』
「…」
『刑事?』
「…」
『どうし…』
突然、斉藤はゆうひの肩にもたれかかった
『ちょっと…///』
急いでどかせようとしたが
思わずその手を止める
斉藤の…匂いがする
好きな匂い…かも
少し肩を揺らして揺すってみたが
動く気配はない
『なに寝てんのよ///』
やだ…自分、なんかドキドキしてる…
嫌いだったのに…
『…帰ろう』
立ち上がろうとした
けれど、耳元で斉藤の寝息が聞こえる
『…』
頭が肩から落ちてしまわないよう
ゆうひも頭を傾げた
『…もうちょっとこのままでも…いいか』
もたれかかってもらっていると
落ち着く
斉藤…だからかな?
信じらんないや