テキストサイズ

刑事とJK

第37章 クリスマスの夜に…





ケーキを食べ終わると、斉藤は梅酒を出してきた



『あれ?ビールじゃないんだ』


「クリスマスだからな」



あんま関係ないよね…



斉藤は梅酒の蓋を開けた


しかし、ゆうひはそれを取り上げる





「あ、何すんだよ」


『今日はお酒だめ』



「はあー?
いいから返せ」





斉藤が手を伸ばすと、ゆうひは梅酒を飲みはじめた




「ああ!!
何してんだ未成年!!」



ゆうひは飲み干してしまった





『ぶはぁっ』



「犯罪だ!!
警察に突き出してやる!!」



ゆうひは空き缶を
トンッと机に置いた





『だって斉藤、酔ったらすぐ寝ちゃうんだもん』



「だからってお前なぁ~」



するとゆうひの顔は
みるみるうちに真っ赤になった






「お前も酔うの早ぇな…」



『あたしのどこが酔ってるっていうのらぁ///』






ゆうひはヨロヨロと立ち上がった



そして斉藤の後ろに回り込み、
首に抱き着いた






『さぁいとおお~好きぃ///』



「お前なぁ…///」





ゆうひは斉藤に
猫みたいに頭を擦り付ける





『にゃあん♪』



「にゃあんじゃねぇ
水飲んどけ」





斉藤は台所まで水を汲みに行った


ゆうひもトテトテと付いていく



コップに水を入れ、
ゆうひに差し出した



しかしゆうひは受け取らない





「ん」


さらに前に突き出すが、
ゆうひは手を出そうともしない




「飲め」



『いーやっ』



ゆうひはダイニングに逃げて行った




…こいつ…












ストーリーメニュー

TOPTOPへ