テキストサイズ

刑事とJK

第42章 船上の殺人事件2





―――――――――――





『う…ん』


ゆうひは目を覚ました


すると目の前には神谷の顔




『わああっ!!』


「ごめんなさいごめんなさいっ!!」



『か、神谷さん…あれ?
あたし…』


ゆうひは目をこすった


自分はソファーで
うたた寝してしまっていたようだ



「気持ち良さそうに眠ってらしたんで、
起こさないでおいたんですけど…
ゆうひさんの寝顔可愛かったですよ?」



『ちょっ…!!///
何、そんなの見てたんですか!?
神谷さんひどい!!』



「だからごめんなさいって…痛い痛いっ」


ゆうひはポカポカと神谷を叩いた







―――――――――――








「残りの二人、戸松と神谷はどこだ!?」



「せがれはここから3つ向こうの部屋だ」



神谷の父親は言った



全員がバタバタと神谷の部屋に走った



ダンダンッ!!
と、強く扉を叩いた




「神谷、神谷いるか!?」



さらに強く扉を叩くと、ガチャっと開いた



「…はい?」



「洋平…」



神谷の父親はホッと息を吐いた



「父さん、何なんですか?
こんなたくさんで突然…」



斉藤は戸惑う神谷を無視して
全員を中へ入れた





『あれ?斉藤?』




斉藤は驚いて振り返った




「ゆ、ゆうひ…!!」



斉藤はゆうひのもとへ駆け寄り、
腕を掴んだ


「お前、何でここに!!?」



『神谷さんとパーティー会場で喋ってたらこう…
あ、それより大変だよ!!
神谷さんも脅迫状を送られて来たって…!!』



「…知ってる」



『え、そうなの!?』



ゆうひは少しがっくりした



「ってか、何勝手に男の部屋入ってんだよ?」



斉藤の不機嫌そうな顔…



『えっと、あの…』



「僕が呼び止めたんです、
すいません…!!」



神谷は深々と頭を下げた



斉藤はチッと舌打ちして部屋を出た






ストーリーメニュー

TOPTOPへ