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刑事とJK

第44章 あたしがあなたを好きなんだ



―――――――――――



「斉藤」



呼ばれて後ろを向いた



「…てめぇかよ」



南は斉藤のそばまで歩いてきた



「…悪かったな」



「あ?」



「それだけだ」



南はそれだけ言うと、

その場を通りすぎた




「お前、性格は腐ってっけど、
刑事としてはまあまあだ」



「余計なお世話だ」





それから、
南が斉藤の捜査を邪魔することは
なくなった



むしろ、少し協力的になったのだ





「ほんと馬鹿な奴だ…」




斉藤は軽く笑った








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