刑事とJK
第47章 ラブラブカップルNo.1決定戦
〈さあ、それでは最終戦といきますよ!!
あまあまキス対決~!!〉
観客からは歓声が上がった
「キス?///」
「マジ?///」
〈一組ずつ、審査員の前でキスしてもらいます!!
制限時間は1分間。
甘~いキスをしたペアに、それ相応のポイントが入ります!!〉
『人前でとか…ダメだって…///』
「南、あたし帰る!!///」
「だから、もうちょい待てって!!」
〈それでは行きましょう。
まず最初はー…得点の低いもん順でいきましょうか。
嘉山&千花ちゃんでーす!!〉
シゲと千花は、審査員の前に連れてこられた
「吉川さんっ、僕らまだキスしたことないっすよ!!///」
〈じゃあいい機会じゃないかぁ、
男を見せろ、嘉山!!〉
「そんな…///」
吉川はニヤニヤとした
〈あ、嘉山、ちなみに
キスよりあとのことしたら、減点でーす〉
「しませんよ!!///」
〈はははは
じゃあ行きましょう、1分ですからね
…スタート!!〉
シゲは千花と向かい合った
そして、千花の肩に手を置いた
「…千花…さん」
「なんでございましょう?」
「嫌なら、言ってくださいね…///」
「嫌なはずがございません///」
シゲはゆっくり顔を近付けた
千花は目を閉じる
見ている全員が息をのんだ
ちゅ
〈ターイム・オーバー〉
「えっ///
もう1分経ったの!?
まだチュッとしか…」
「てめぇがさっさと行動しねぇからだろ!!」
「千花ちゃんに謝れ!!」
シゲにブーイングの嵐
「ご、ごめんなさい千花さん!!///」
シゲが頭を下げようとすると、
千花はシゲに抱き着いた
「…千か…///」
「ありがとうございます///
シゲさん…好きでございます…///」
「!!///
ぼ、僕も好きです!!///」
シゲは思い切り千花を抱きしめた
実は、千花から
好きと言ってもらえたのは初めてだし
シゲもまだ、
告白は出来ていなかったのだ…
つまり、今やっとシゲと千花は
カップル成立したのだった
周りから、拍手が鳴った