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刑事とJK

第49章 有人島サバイバル





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『…』




シーザはゆうひの手にキスをした



チュ


チュ


チュ



とだんだん上がってきて


唇に軽く

唇を重ねた




『…』




…どうでもいい



ゆうひは身体をベッドに寝かされる





…斉藤が助かるなら




どうでもいい…





右肩の服の結び目に、
シーザが手をかけた時―――




〔テルャククムゥ!!〕



突然部屋に男が入ってきた




〔…〕




シーザは黙ってベッドから下り、
男が誘導する方へ歩いて行った




『…あ…』




…助かった




ゆうひは深呼吸した




―――――――――――




斉藤がウトウトとしていると


何やら火が灯っているのが見えた



「…何だ?」



村中の男が松明を持ち、
何やら畑を見ているようだ






真っ暗で
ここから畑ははっきりとは見えないが

どうやら荒らされたらしい





何にだ…?




まぁ、何でもいいけどよ


















それは


音もなく獲物に近づき




すべてを丸呑みにしてしまう




この島に住み着いた







魔物














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