刑事とJK
第54章 結婚式
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火事が起こった結婚式から、一週間経った
今日も斉藤とゆうひは公園で喋っていた
『ほんとビックリしたよねー、火事』
「だな。
経営者が、式場の設備がなってないっつって
問い詰められてるらしいぞ?」
『へー大変だね…
で、斉藤家は藤野さんが継ぐことになったの?』
「ああ。
あんまし正式にって感じじゃねぇけど
ジジイが死んだ後は藤野が当主だと」
『死んだ後って…
言い方最悪』
「まあ、なんにせよ、
これでオレは晴れて自由の身だな」
斉藤は嬉しそうにして、ベンチにもたれた
『それにしても、
真理子さんのドレス姿めちゃめちゃ綺麗だった~///』
ゆうひはポワッと真理子の姿を思い出した
「そうか?
別にいつもと変わんねぇと思ったけど…」
『なー!?
ウエディングドレスは
女の子の憧れなんだからね!!』
「じゃあ、おめぇも着てぇのか?」
ゆうひは一瞬言葉に詰まったが、俯いて
『…うん///』
とだけ言った
「へー…まぁ、
お前ならいつか着れんじゃねぇの?」
ゆうひは斉藤の顔を見た
「…んだよ?」
『…ううん』
また、俯いた
…