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刑事とJK

第59章 裏切り







天井の枠が外れたかと思うと、斉藤が飛び降りてきた




その足は、ゆうひを掴んでいた男の頭に直撃し
男はドサリと倒れた




『さ、斉藤っ…』




ゆうひは斉藤にしがみついた



…やっぱり、
斉藤はいつでも守ってくれる…


ギリギリだけど…







「てめぇら…ゆうひに手ぇ出したら
ただじゃおかねぇからな!!」






ぶちギレの斉藤


顔恐っ







「おい、ネズミがまだ残ってるじゃないか
捕まえろ」




千堂は回りの男たちに命令した


男たちは斉藤に飛び掛かる





斉藤はゆうひを自分の後ろに隠しながら
ひとり、またひとりとぶん殴っていく



ただ、相手もタフで、
ちょっとやそっとじゃダウンしない




眼前の敵をストレートで殴り、
振り向きざまに後ろの敵を回し蹴り

ついでにもう一度回ってからのかかとおとし





『…///』




か、カッコイイ…///




はっ、今は見とれてる場合じゃないっての!!



ゆうひは自分の顔を
パンパンと叩いた



その時、ゆうひの腕を男のひとりが引っ張った



『きゃっ!!』



斉藤は驚いて振り返った



しかし
隙を見せた斉藤に、
男たちは容赦なく襲い掛かる





「!!」



斉藤は避けたが、バランスを崩してしまい
相手の五打目のパンチを頭に食らった




「っつ…」



『斉藤!!』



男たちは、よろける斉藤の背中を突き飛ばし、
床に押さえ付けた














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