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「な、なな、何し…///」


慌てふためく吉川に、津森は言った



「あたしのため、だったのよね…
ありがとう」



「礼なんて言われるようなこと…!!
それに俺、本当にみんなにひどいことしちまった…」




吉川は手を震わせた




「こんなの…
刑事失格…だよなぁ…」





津森はその吉川の手を取った




「きっと、誰も
吉川のことを恨んでる人なんていないわ」




「そんなハズない…」




「いたら、あたしが殴ってあげる」



「…」




「吉川…告白、して」





「…」




「お願い」






「…恵子ちゃん…好きだ…
好きだ、
俺と、付き合ってくれ!!」




「こちらこそ、よろしくお願いします」




吉川は津森の顔を見た






いつものどこかお堅い表情は

今はふんわりとしていた





「ありがとー、ありがとう恵子ちゃん、ありがとぉおぉ!!!」



吉川は津森に泣いて抱き着いた




「よしよし///」





津森は吉川の頭を撫でてやった