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刑事とJK

第8章 看病





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頭いてぇ…


でも昨日よりは
マシかもしれねぇ


倒れてしまいそうなくらい
ひどいめまいも
今は治まってる





目を開けると、
窓からは光が差し込んでいた


もう、朝だ




それにしても、やけに重いな…




ちらっと見ると、
ゆうひの顔が真横にあった



「ぇえっ!?///」



こ、こ、こいつ、何オレの上で
寝てやがんだ!?(自分のせい)


まさかオレが熱でうなされてる間に、
襲ってきたのか…!!??(逆)




オレが無駄に動いたせいで
ゆうひは目を開いた



『…』


「…///」






口の距離は3cmほどだった





『……な…ぁにしてんの変態!!!!!!』



バッチーン



ビンタが炸裂した


「いってぇいってぇ!!!」



斉藤は打たれた頬を押さえ、
急いでゆうひと距離をとる



『何すんのよ!!??』


「それはこっちの台詞だ!!
なんでオレの上で寝てたんだよ!?」


『なんでってあんたねー!!
昨日自分が何言って、
何したか覚えてないわけ!?』



何言って、何したか…?




腕を組み、考え込む



「んなこと覚えてねぇわ!!」


『あたしが買い物行こうとしたら
抱き着いてきたのは!?
"行くな"っつったのは!!?
結局一晩中あたしを放さないで
寝てしまったのはどこのどいつよ!!??』




ゆうひは斉藤の胸に指を立てた

その威圧感が半端ではない




抱き着いて…
行くなっつって…
一晩中放さなかった…?




よく、思い出してみる



言われてみれば、
ゆうひを抱きしめた気も…する…




「覚えてねぇわ!!」



『嘘つけ!!
今一瞬思い出した顔したじゃんか!!』





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