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刑事とJK

第70章 江戸っ子交通安全!?






廊下にて



「あ、いたいた斉藤君」



「?」



すれ違いざまに呼ばれたので、
斉藤は振り向いた



ちなみに呼んだのは中島のオッサン


中島は刑事課室長という職位で、
まあ簡単に言ったら刑事課のトップだ



「何っすか?」



「はいこれ」



中島が斉藤に渡したものは、
何やらチケットのようなもの


しかも複数枚ある






「…もう旅行は勘弁っすよ?」


「違う違う、今回は仕事で行ってもらうから」



中島は嬉しそうに笑った





「飛行機も…嫌っすよ?」



「斉藤君、ちゃんとそれを見てみなさい」




斉藤はそのチケットをよく見てみた





「…"渦巻き映画村"?
ここって、時代劇の撮影とかで使われるとこっすよね…?」




「うん。実は、地元の小学校から依頼があってね…
交通安全週間に、学校行事で流すDVDが欲しいってことなんだよ」




交通安全週間?





「じゃあ、交通安全に関する映像がいるんすよね…?」




「うん。その映像を作ってほしいんだよ」




「…映画村で…?」





「うん」






時代劇をセットにする意味がわかんねぇー!!!



車も自転車もねぇ時代で撮影してどうすんだよ!!??













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