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刑事とJK

第70章 江戸っ子交通安全!?





斉藤、南、藤野は小屋を出た



「すっげ…」



目の前に広がる風景は、
よくテレビで見る時代劇の舞台そのまんま


まるで昔にタイムスリップしたかのようだ




ちょんまげの男


かんざしの女





城…




「こんな本格的なとこで、撮影すんだよな」


「ああ」



特別に許可が下り、
撮影のために一部場所を貸してもらえることになっている





「…にしても」




本当にどうやって、
交通安全を呼び掛ける映像を撮るんだ…?



斉藤は腕を組んで悩んだ






「あ、真理子~///」




突然、藤野が言い出した



斉藤もそっちへ目をやった




「あ…///」




ゆうひ、飛鳥、真理子もそれぞれ衣装を着てやって来た



ゆうひは…おそらく町娘



それがまた可愛らしいのなんのって…///






『あー、斉藤は侍かぁ!!』



「ま、まあな…///」




「南は、お役人なの?」




「そんなとこだ。飛鳥は?」



「あたしはこの村の村長の一人娘」


設定が細かい…






「あら?泰輔は何の役?」


「俺は農民になっちゃったよー…
真理子は?
えらく豪華な…」


「うふっ、お姫様だよん♪」



「ひゃああっ、さすが真理子ぉ!!
俺と真理子の身分の差がえぐいな!!」



「愛に身分なんて関係ないでしょ♪?」



「ああ!!
真理子大好きだぁ!!///」







馬鹿もいるが

これで役者は揃った




問題はここからだ…














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