テキストサイズ

刑事とJK

第73章 頼れるクレイジー野郎






爆発の影響で電気が切れている場所もあり、辺りは暗かった




『ねぇ、どうして今日、水族館が狙われるって分かったの?』




「日曜は人が多いだろうから」



『直感じゃん』



「うん…
結構しゃべってくれるようになったね、ゆうひちゃん」



ぬあっ、しまった!!


こいつ殺人犯だって忘れてた!!






『んなわけないじゃん、何言って…!!』



「ちょうど薄暗いし、
ちょっと楽しいことしちゃう?」




小泉は顔を、ゆうひの顔の近くへ持って行った





『ばっ…バカかあ、近い!!///』




その顔を押しのけてやろうとした手は、
あっさり掴まれてしまった




「また手足縛ってあげてもいいよ?」



『ざけんなぁあー!!!!』



「耳弱かったっけ?」



ベロリと耳を舐めあげられた




『ひゃうぅっ///』



「ククッ、やっぱり?
ほんとかわいいよね」



『やっ…やめっ、あんっ///』




ザリザリとした音が耳の中で聞こえる


鳥肌が立って仕方ない





小泉の舌は横にずれ、頬を舐める




『んっ///』




「ああ、これこれ
この甘い味が欲しかったんだよね」



『ど変態!!』



「そんなこと言ったらキスしちゃうけど、いいの?」



『うぅう~放せぇー!!』



何とかして逃れようとするゆうひを見て
満足げな表情を浮かべ、
小泉は手を放してやった





『もう絶対近付かない!!
そんで近付くな!!』




「俺がやりたい気分になったらすぐ襲うからね」



『ひ、引っ掻いてやる!!』





ゆうひは2mの間隔を空けたまま、
また小泉についていった













ストーリーメニュー

TOPTOPへ