刑事とJK
第73章 頼れるクレイジー野郎
「ホホジロザメって
確か一匹しかいないよね?」
小泉はゆうひに尋ねた
『知らないよ』
って、うわー何その顔
そんなことも知らないのか的な、
人を見下した顔…
『うるさいなぁ!!』
「何も言ってないでしょ?」
『顔が言ってる!!顔が!!』
「あんまり五月蝿いと、その口塞ぐよ?」
『…』
ゆうひは自分で口を押さえた
「んじゃあ、まずサメをどうにかしないとね」
『どうやって?』
「爆弾飲ませてボンッ」
『…』
まあ、今の状況じゃそれくらいしか手はないかな…?
ってか、この男の思考回路じゃ
これくらいしか思いつかないか…
「何かその顔ムカつくね。
今からでも泣かせてあげようか?」
『いえ結構です』
小泉はまた内ポケットから筒のようなものを取り出した
爆弾に限っての四次元ポケットじゃないんですか?
『それを飲ませるの?』
「うん
ゆうひちゃん、サメおびき出して」
『絶対嫌!!!』
「嘘だって」
小泉は隣にあった水槽の前に行き…
出ました爆弾
水槽を壊すと、
中から魚がビチビチと流れ出てきた
一匹を掴むと、"プール"の際に立った
『何すん………』
魚が…小泉によって引き裂かれてゆきまする…
表現を柔らかくするならば
雑巾を絞って…ブチ…みたいな…
ああお許しを
あたしには表現出来ません…
小泉はその魚の残骸を、床に置いた