刑事とJK
第78章 トレジャーハンター
「おい真理子、そろそろめんどくさくなってきた」
斉藤が言った
「え?」
「私も、お前をそんなに
か弱い娘に育てた覚えはないな」
斉藤に続いて、源十郎まで口を開いた
そして、最後に藤野が言った
「そ、そうだ真理子!!
今に助けてやるから、
そんな心配そうな顔するな…!!」
「泰輔…///」
真理子は藤野を見つめて微笑んだ
しかし、
斉藤と源十郎は口を揃えて言う
「「真ー理ー子ー?」」
「…ぅ…わかったわよ!!
ほんっと男ってロマンのかけらもないのね!!」
真理子はそう言うと、
自分を掴んでいた男の胸倉をわしづかみして
前方へ投げ飛ばした
「え……?」
『ま…真理子さん…?』
真理子が投げた男は、
もう一人の男にも直撃したようで
いっきに二人の男が地面の上で気を失った
「もおっ、服がよごれちゃうでしょっ」
真理子はパンパンと服を払った
「ったく、捕まった振りしてんじゃねぇよ」
「捕まってたわよ!!
泰輔が助けてくれるのを待ってたの♪」
真理子はピタッと藤野にくっついた
「え…真理子…男を投げた…?」
「ううん、こいつらが勝手に
飛んでったんだよん♪」
「真理子は私と正貴より強いぞ?」
源十郎は呟いた
「そうなのか、真理子!!?」
「そんなわけないじゃないの~ぉ
ね、正貴♪」
「…」
斉藤は黙った
真理子さんが1番強いんだ…とゆうひは悟った