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刑事とJK

第81章 篭城突入策






「消えたキャスターやカメラマンは、
パーク内にいて…もしかしたら人質にでもされて?」




藤野の言葉に、中島は首を振った




「あるいは、消えた3人自身が実行しているかもしれないしね」





…何にせよ、一度アミューズメントパークへ向かった方が良さそうだ






「よし、南君、藤野君、斉藤君、吉川君は、
とりあえず現場に向かっておくれ。
残りの者は今から言う通り行動に移して」




「はい!!」




ピッと敬礼し、最低限必要な持ち物を準備した




「おら、シゲ行くぞ」



と周りを見渡すが、シゲの姿はない



あれ?






「藤野、シゲ知らねぇか?」



「え?
そういえば朝から見てないなぁ」



どこほっつき歩いてやがんだアイツ~




仕方ねぇ…





「行くか!!」









――――――――――






〈――今朝の爆発により、警察もなかなか建物には近付けず…緊迫した空気が漂っています…〉




画面に映っているレポーターは、いかにもそれらしく喋っている




『…』




爆発のせいもあるだろう


取材陣を含め、アミューズメントパークの周辺には
たくさんのギャラリーが集まってきていた



ギャラリーの中には、面白そうにカメラに向かってピースする奴もいる





『…こういう奴、ウザい…』




カメラ画面が、集まってくるギャラリーたちを映してまわる





『…!!?』





そのギャラリーの中に、一瞬だが知っている顔が見えた





『こ…小泉…』











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