刑事とJK
第85章 不思議の国
廊下の先には、また扉があった
「…」
斉藤はゆっくりその扉を開けた
目に飛び込んできたのは、鏡、鏡、鏡…
どうやら、ミラーハウスのようだ
しかも中は迷路のようになっている
「…めんどくせぇな」
斉藤は足を踏み入れた
「ここでエッチしたら、いろんな角度からいろんなものが見られるね、ゆうひちゃん」
『…何であたしに言う?』
迷路は簡単に抜けられるかと思いきや
予想以上に手間取った
『いだっ』
油断してると、普通に頭をぶつける
『もうヤダー』
あたしはこれで3回もぶつけた
「どんくせぇな」
『だって…』
と、涙目になるゆうひの手を斉藤は引いた
『…///』
ゆうひもギュッと握り返した
ゴンッ
「いでっ!!」
『…格好悪(笑)』
「るせぇよ」
「格好悪」
「黙れ!!」