All Arounder
第47章 New House
「姫の…締め付け…きつ…」
『あ、ん、…ご、め…っ///』
微かに、笑ってしまった
別に謝ることなどないのに
馬鹿正直というか…
「全然…ひめ最高…///」
もっと優しい言葉を選んでやれたらいいんだろうけど
本当のことだ
仕方ない
部屋中に響く
二人だけの音
部屋中に満ちる
二人だけの空気
このひと時がどれほど幸せで、大切なものなのかは計り知れない
今はただ…
「あっく…姫、出そ…///」
『あたし、も、はぁっ…ダ、メぇ…!!///』
支えていた腰から抜き取り、姫の体を汚した
「は…はぁ…///」
『はぁ…熱ぃ…///』
そんな格好で
そんなセリフ…
「…もっぺんしてやろうか?」
息を整えて大志が聞くと、姫はほほ笑んだ
『えへへ…もうちっと…あとで…///』
「///」
どうして、ここまでお前が可愛く思えるんだろう
いちいちこっちの心臓を鳴らさせるくせに
ずっと一緒にいたくなる
むしろそのうるさい心臓の音が
心地好いのだ
「…姫、ありがと…」
『…何で?』
「聞くな馬鹿…///」
姫の頭をくしゃくしゃと撫で
チュッと唇を重ねた