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君をずっと愛してる

第4章 ホテル



いずみは、別れを惜しむように何度も振り返った。

その仕草がかわいい。

家に入る前、私に手をふった。

あぁ、連れ去りたい。

今なら間に合うよ。

車から降りていずみのところへ行くか?

……だめだ。

私にそんな勇気はない。

いずみの人生を台無しにするのもいやだ。

いずみ…俺のいずみ……。

一緒に幸せになろうな。

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