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出会いの海岸

第1章 出会い

サンタ「それはな、当たり前やないか。あんな、テレビでいってることなんかみんなでたらめや。本当のこといったら、好感度下がるやろ」
涼子「まさに、それは恥部やね。大人の世界の」
サンタ「芸能人はな、人気商売や。それも、わからんようでは、番組には出せへんな」
涼子「ちゃら、ちゃら、ちゃら、ちゃら~」
サンタ「いつまでやっとんのや」
美幸「なんか、幻滅したな」
サンタ「なにいってるんや。お前はインテリやろ。大人の事情ぐらい理解しとけ」
美幸「出会いの海岸なんていらないね」
サンタ「なんや、お前しらなかったんか、この話」
美幸「どうでもいいよ。そんなの」
サンタ「まさか、ほんまに父親に会いたかったんじゃないやろな」
美幸「だったら、サンタなんか連れてこないよ。一人でくるよ」
サンタ「そやわな。全くお前は理解ができへんわ」
有香「わかんないよ。美幸は、思っていることと逆のこというときあるからね。ほんとうにサンタのこと父親だと思ってたのかもよ」

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