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出会いの海岸

第1章 出会い

サンタ「なにがやっぱりだ。だいたいお前ら高校生だろう。免許も持ってないやろ」
美幸「大丈夫よ。無免許でも運転はうまいんだから」
サンタ「そういう問題か。それと、なんや君らは」
有香「ええ、私達。ここにこいっていわれたから、今さっききたばかり」
サンタ「うそつくな。ぐるやな。しょうもないやつらやな。そっちのかわいらしい子は、どうしたんや」
涼子「私は、巻き込まれただけ。いいから乗りなさいって」
サンタ「何やってるんや、きちんと断れ」
涼子「ごめんなさい」
サンタ「それで、どうした」
美幸「なにが」
サンタ「俺の携帯」
美幸「ああ、はいこれ」
サンタ「おお。、、なんや、これ使えへんやないか」
美幸「ごめんなさい。電池抜いてある」
サンタ「何がごめんなさいや。謝っている意味がないやろ。電池はどこにあるんだ」
美幸「車のなか」
サンタ「ほんまか。それと、車のキーと財布」
美幸「ああ、これ」
サンタ「お前ら、まさか使ったんじゃないやろな。減ってるな。いくら使った」
涼子「ガソリン台と飲食代。大したことないよ、芸能人なんだから」
サンタ「ぶざけるな。お前ら強盗傷害だぞ」
涼子「それっぽっちのお金で」
サンタ「そんなのは関係ないわ。怪我させて財布から抜きとったんやからな」
涼子「でも、ガソリン満タンにしたよ」
サンタ「誰がしてくれっていった。こんなところにこなければ、そんなことする必要ないんだよ。それと、キーは」

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