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｢辛かったよね･･･
病気なんて･･辛いよね･･｣


(莉乃･･あたしも莉乃を助けたい
頼っていいんだよ？)


｢ありがとお･････｣

莉乃は少し泣きながら
口を開いた


｢エイズになったのやっぱり
結構ショックでさ･･っ
知らない人とのセックス
怖くなっちゃって･･

みなみもその日
辛い思いして帰ってきたでしょ？

あたしはいつものように
元気でばかでいないとって思った･･
みなみの気持ちが少しでも
軽くなるように･･

でも結局
あたしのが怖がって
みなみに助けてもらっちゃった･･っ
ごめんね！こんなあたしで･･｣


｢･･･ほんと馬鹿･･｣


｢･･･そ･･だよね｣

｢莉乃はあたしをいつも助けてくれてる！
あたしも莉乃を助けたい･･･
だからなんでも言って良かったのに･･｣

｢あたしはみなみが笑ってるなら
自分はどーでもよくなってたみたい

これからはみなみのこと
頼らせてもらうね･･♪｣

莉乃が見せた笑顔は
今まで見たなかで一番綺麗だった



｢あ、あたしのエイズは
少し他のと違ってるから
えっちしても写らないから
安心してねっ♪｣


改めてあたしは
莉乃が笑うことが嬉しくて
莉乃の笑顔が大好きって実感した


｢なんか荷が下りたみたいに
体軽くなったなーっ
みなみのおかげだよ？
ほんとありがねっ♪｣

莉乃はあたしに
飛び付いた
あたしも抱き締めて笑い合った