性教育学校
第18章 確かめる気持ち
その後
渓人と裕希くんが帰ってきた
「莉乃・・・」
二人とも心配そうに
莉乃を見ていた
「みなみちゃん・・
ずっと莉乃見ててくれたんだよね?
あとは俺たちに任せて
休んでいいよ?」
裕希くんが
気遣ってくれた
あたしは頷いて
莉乃の部屋を出た
そして外に行った
「・・・中庭久しぶりだなぁ」
大きくて綺麗な
中庭のベンチに座った
「もう迷惑かけられない・・・
頼ったり弱音吐いたり・・・
あたしが弱いから
莉乃が・・・・・っ」
また泣きそうになる
弱い自分が大嫌い
あたしは自分をせめた
「ほんとにごめんね・・・・・莉乃」