性教育学校
第20章 文化祭準備
「みなみっ!?」
莉乃が資料室に来た
「…莉乃?」
みなみは床に座ってた
「みなみ…何してるの?」
「あ…ごめん
なんか…涼しくてっ」
こっちを見て笑ったみなみの顔は
目が赤くて
泣いたってすぐ分かった
「みなみ…渓人となんかあった?」
みなみは少し驚いてた
「…なんもないっ
渓人なんて…知らない」
思い出すと
なんだらいらいらする
「渓人意味分かんない…っ」
みなみは少し怒ってたけど
顔は悲しそうで泣いてた
自分で気付いてないみたい
「あたし…顔洗ってから教室戻るね…
わざわざ来てくれてありがとおっ」
「うん…分かった♪」
莉乃はあたしに手を振って
資料室を出ていった
(プール…今日は辞めとこっか)