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性教育学校

第22章 大好き




「ばか…っ
辛かったんだから…」


「うん」

渓人はあたしを抱き締め
頭を撫でてくれた

「裕希くんに…っ
気持ち移っちゃっても
おかしくなかったんだから……っ」


「うん」


渓人は「うん」しか言わないけど
それだけでも気持ちが伝わる


「ばか渓人………大嫌い……」

「の、反対だろ?」

渓人はまた
あたしにキスをした

幸せすぎて
渓人以外何も考えれなかった


「腹減ったし部屋戻ろ」

渓人は手を出してきた
その手は温かくて大きくて
すごく幸せを感じた

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