性教育学校
第4章 ルームメイト
「みなみはなんでこんな時期に
転校して来たのー?」
莉乃がきいてきた
「親の都合で・・・」
「みなみはえっちなんだねー
この学校入るってことはっっ!」
「・・・あたし処女なんだよね…」
それを言ったとたん
3人は驚いた顔をしていた
「え・・・みなみちゃん処女なの?」
裕希くんが聞いてきた
「あ、うん」
「…処女なのにあたし達と
同じクラスになっちゃったか~
先生の振り分け悪いなー。」
莉乃が不安そうな顔をした
「・・なんかまずいの?」
「俺達のクラスは2年の中で
一番厳しいんだよ先生が」
渓人くんが言った
「先生から説明された?
授業内容とかっ」
「少しされたよ・・」
「そっかぁ~・・・
最初は辛くても後からは快感だよ!
最初だけ頑張ろ!
みなみの味方だからね!」
莉乃が真剣に言ってくれた
(そんなに厳しいんだ…)
不安がまた募る
「・・・あ!あたし良いこと考えた」
「莉乃の事だからしょーもないことだろ」
「裕希は黙ってて!
えっと、今日で処女は捨てよう!
慣れとかないと体もたないし・・・
渓人、やってあげなよ!」
「・・え、ちょっと待っ・・」
「みなみ?あたし達は売られたんだよ?
先生はどんな指示出すか分からないし
初めてはやっぱルームメイトの方が
知らない人よりはいいよ!」
「いや、でも・・・」
「別に俺はいいけど」
「えっ!」
渓人くんが言った
「さすが渓人!今日はみなみに
えっちを教えてあげてね~♪
みなみ!渓人は見た目無愛想だけど
ヤときは優しい慣れてるから大丈夫だよ♪」
「あ・・・・・・・・うん」
返事するしかなかった
「じゃあ、ご飯食べよっか!
裕希作って~♪」
よく分からないまま
何事もなかったかのように
この話題はおわった
あたしは今日で処女卒業?
になることになってしまったみたい
ご飯中は学校のことを
たくさんたくさん教えてもらった
ルームメイトの3人は
とてもいい人達だった
学校のシステムを聞いた時
あんなに絶望だったのが
今はとても安心していた
それはきっと
この3人のおかげだった