性教育学校
第25章 新学期
ガチャ
「ただいま~」
「あ、おかえり♪
わざわざありがとおっ!
もう飾り付けややったから
ご飯出来るまで休んでていーよ♪」
「ありがと~♪」
あたしは渓人が座ってるソファに行き
隣に座った
「裕希あれとって!」
「主語を述べないと分かりません」
「あれって言ってるじゃん!」
「それは主語じゃねえよっ」
「も~取ってよー!!!」
莉乃と裕希くんのやり取りが
すごく聞こえる
「ねえ渓人、莉乃と裕希くんて
すっごく仲良しだよね♪」
渓人は莉乃たちの方を見た
「そーだな」
「なんか、すごく仲がいい
男友達って憧れるなぁ……」
………っあ、
渓人の前で変な事言っちゃった!
やばい…怒るかも……
「俺だけじゃ不満かよ」
あれ…
声のトーンが変わらない…
怒ってはない……?
「そんなことないよっ!」
「…俺はお前だけで充分なのに」
渓人はそっぽを向いた
「渓人……すねてる?」
思わず言ってしまった
「っあ、なわけないよねっ」
あたしのばかー!
さっきから変な事言いすぎ
「…悪いかよ」
「………え?」
「男友達欲しいとか
彼氏に言うことじゃねえし」
「渓人…」
すねたの…?
渓人が…………
あたしは渓人を
強く抱き締めた
「ごめんね…?渓人大好きだよ」
渓人もあたしを抱き締めてくれた
「…知ってる」
「なにそれ~」
「ばーか…」
渓人はあたしにキスをした
優しいあったかいキス
「ちょっとちょっと
あたしたちいるんですけど!」
バッ
あたしは渓人は離れた
「ご、ごめんーっ!」
莉乃たちのこと忘れてたよ~
ちょー恥ずかしい…っ
「あたしのみなみだから
渓人、みなみのこと離してよっ」
「いや、俺のだから」
「やだやだ~渓人のじゃない~!」
ちょ…渓人さん…
さらっと凄い事言ってる……//
なんか最近は
やけに積極的ってゆーか…
渓人らしくない……//
「はいはい、言い合いはおしまい
ご飯食べよーよ!」
裕希くんが言った
「…そーだね♪」
莉乃はご飯を運んできた
美味しそうなご飯が
たっくさん出てきた♪