性教育学校
第33章 すれ違い
「ん~~っ」
今日の目覚めは
体も気持ちも軽くて
いい気分だった
「今日は、学校行く…っ」
あたしはちゃんと
立ち直って前を歩くよ
過去はもう…振り返らない…
「おはよーみんなー!」
今回は作り笑いなんかじゃなく
ほんとにスッキリした気分で
みんなの前に出るとこができた
「みなみおはよ♪」
莉乃、裕希くん
もちろん渓人も起きていた
「みなみちゃん寝坊ですよ~?」
ドキ…ッ
昨日の今日だから
変に意識しちゃう…
あんなに
泣きついちゃったからなぁ…っ
「ご、ごめんなさい……っ//」
やー!!
顔が直視できない…っっ
「みなみ?食べないの?」
「あ、た、食べるよっ」
おどおどしちゃうあたし
莉乃は鈍感だから
そんなこと気付いてないけどね
裕希くんにはきっと…
顔赤い理由も分かってるんだろーな…っ
チラッと裕希くんを見た
「…っふ」
……///
やっぱり見すかれてたみたい
目合って軽く笑われてしまった
(あーあたしって単純かも…)
顔を一所懸命かくして
ご飯を食べた