性教育学校
第37章 2日目
「ただいまぁ~!」
大きな声で
言ってみたけど…
反応が全然ない。
ってゆうか
リビングの電気ついてないし…
みんなお出掛けかなぁ
結構なショックだった
あたしが帰ってきたら
みんなして出迎えてくれたりとか…
してくれるかもって思ってた
あたしがばかなのかなぁ
さっきと
テンションが明らか下がって
暗いリビングのドアに手をかけた
ガチャ
くら…
カーテンまでしまってるし…
すぐ横にある
電気のスイッチを押した
パーン!パーン!!!
「わぁぁぁああ!?」
電気を付けた瞬間
クラッカーと共に
莉乃と渓人と裕希くんの姿が
驚きのあまり
尻餅ついてしまった
「みなみ~!おかえり~!!」
莉乃は座ってるあたしに合わせて
しゃがみこんで
ぎゅーをしてきた
「みなみいなくて寂しかったよー?」
やっぱり
こーゆう人たちなんだ
お祝い事でもないのに
わざわざサプライズみたいな事して…
少しでも
みんなを疑った自分が
恥ずかしくなる
「ありがとー…
ただいまぁ………っっ」
みんながする
一つ一つが嬉しくて
涙が出ちゃうよ