性教育学校
第38章 ずっと永遠に
「お尻いったぁー」
莉乃は回りを気にせず
大きな声で言う
「机の上にずっと乗ってるのは
キツいわ~…」
「あたしは慣れちゃったけどね」
講演会では
いつもこの体制だったから
お尻が強くなったのかも(笑)
「みなみお尻太くなったんじゃない?
筋肉ついちゃってww」
「ちょっと、やめてよー!」
莉乃といる時間すごく楽しい
「あ…莉乃」
「ん~?」
「あたしね…渓人に告白しよーと思う。」
「そ、そっかぁ!頑張ってねみなみ♪」
「うん…ありがとっ」
「みなみは一途だねー…
その気持ち渓人にも伝わるよ♪」
「だと…いいなっ」
渓人が先生を好きじゃないってのが
ずっと空回ってて…
本人に聞かなきゃやっぱり
なんも分かんないし…!
どうせなら
振られてもいいから
告白することを決めたんだ
「あたし…嬉しいなぁ…」
「え?」
「みなみから渓人の話し
してきてくれたこと…
ほんとに応援してるよ♪」
「ありがとー…」
恋ってさ
伝えなきゃ意味ないよね
辛い事ばかりだからって
何もしないんじゃ
一生幸せになんてなれないんだ