性教育学校
第39章 戻れない
「みなみ準備出来たよー…って
お取り込み中だった?」
「あ、大丈夫」
渓人から手を離した
渓人の横を通りすぎようとした時
「裕希くんの所には…
行かないでね…」
渓人にだけ聞こえるように
耳元で呟いた
「はい、ここがみなみの場所ね?」
「ありがと…」
「いーえ♪」
いつもなら眠たいけど
今日は寝れそうになかった
「あたし…裕希くんに
もう話しかけないでって
言われたの…」
「え…っ裕希が?」
「うん…凄く冷たくって
裕希くんじゃないみたいだった…」
すごく驚いてる莉乃
やっぱあの優しい裕希くんが
言うことじゃないよねー…
「きっと、裕希にも何かあったんだね…
でもね、裕希はみなみの事が嫌いで
そんなこと言ったんじゃないよ?
あたしが保証する。」
なんか…
莉乃に言われると安心する
「うん…」
でも
裕希くんは
あたしの事なんか……