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性教育学校

第40章 運命

~みなみ~





経ってほしくないけど
時間は経っていく
来てほしくないけど
毎日朝は来る
覚ましたくないけど
目は覚めてしまう

なのにどうして

忘れたい事は
心の奥にずっと残るのだろう





朝、目を開けて
始めに思ったことは
昨日の出来事だった


何一つ忘れず
はっきりと覚えている



「…莉乃?朝だよ?」

隣で寝てる莉乃を起こしても
なかなか起きない



「莉乃~?」

顔を除き混んだ
そしたら…泣いてた
目は閉じたままだったけど
涙が額に垂れていた



あたしは
理由が分からなかったけど
怖い夢でも見たのかなって思って
少しそっとしておいた



リビングに行くと
裕希くんがいるかもしてなくて
怖かった。
けど、恐る恐る覗いたら
誰もいなくて安心した



「…まだ5時だ……」

早く起きすぎたから
ソファに横になった


そしたら
眠くなっちゃって
気付いたら寝てしまってた



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