性教育学校
第42章 強化合宿
「っごめ…
も、大丈夫だから…」
夏休みは
渓人とたくさんたくさん
思い出作りたくて
たくさんたくさん予定をたててた
親にも…
渓人を紹介したかった
ずっと一緒にいられるって
楽しみだった
ただそれが出来なくなっただけ
それだけなのに
こんなに泣いてるあたしは
ほんとに最低だね
なんで
渓人が謝るんだろ
なんで困らせてるんだろ
「あ~いたいた~!
みなみー渓人ー!!!」
莉乃の声が聞こえた
「もー探したよー…
こんな奥にいたんだねーって…
みなみどうしたの?」
バレないようにしたけど
莉乃に泣いてるのバレてしまった
「みなみ大丈夫?
また渓人に泣かされた?」
あたしは
顔を思っきり首を降った
莉乃はずっと
あたしを心配して
声をかけてくれた