性教育学校
第42章 強化合宿
「やっばーい//
美味しすぎるでしょっっ」
莉乃の高らかな声が
店内に響き渡る
「みなみの一口ちょーだい♪」
「うん、いいよっ」
「ん~~っ♪おいしーい♪」
あたしは
気持ちも落ち着き
今はみんなと普通に話してる
あとで
渓人に謝らないとだなぁ…
「まだ時間あるな。
って事でゲームしようぜ!」
いきなり裕希くんからの提案
「いいね!いいね!」
そして
莉乃はそれに乗る
まぁ、よくある光景だ
「何するの?」
あたしもたまには
自分から乗ってみた
「ま、ゲームと言ったらー???
「「王様ゲームー♪♪♪」」
莉乃と裕希くんは
二人でハモっていた
「おい~
二人も言えって~」
「また王様ゲームかよ…
お前ら好きだなぁ…」
「なによ渓人だって
やるときは意外に楽しんでるくせに!」
「楽しんでねえわ」
「認めなよー!ばか渓人!」
「お店の中では
静かにしましょう」
莉乃と渓人の言い合いも
よくある光景
この時ふっと思ったんだけど
あたしは誰かとよくある光景を
してるのかな?
いつも話をふられないと
黙ってるあたし…んん~………
「…みなみ~?どしたぁ?」
「っえ、いや、なんでもないっ」
「みなみはいつも
ぼけーっとしてるよね♪」
「あ~分かるかも!
なんか、おっちょこちょいだよね(笑)」
ゲームのことなんて
すっかり忘れた莉乃と裕希くんで
意気投合していた