性教育学校
第43章 夏休み
シャーっ
「んん…」
朝日が顔に当たる
生暖かい心地よい風も
同時に当たる
「いつまで寝てんの?」
あたしの目の前には
大好きな人
「もーちょっと…」
「貴重な夏休みの一日目を
寝て過ごすとかお前もなかなかだな~?」
少しご立腹な様子の
渓人だった
「だって~今何時~?」
「3時」
渓人は即答した
「ん?さ、3時!?」
あたしは勢いよく起きた
「お、いい眺め」
自分が裸なのを忘れて
「きゃーーーーえっちー!!!」
今日から夏休み
渓人が旅立つのは3日後
一緒に過ごせる大事な一日を
あたしはすごーく無駄にしていた
「き、着替えるから出てって!//」
「今さらなんだよ
お前の裸なんか何回も何十っ
「ばかぁぁああ!///」
渓人を追い出して
あたしはそそくさと着替えた