性教育学校
第43章 夏休み
「なんか懐かしく感じる…」
最近あんまり来なかっただけで
すごく久しぶりな感じがした
あたしが中庭に来る時は
恋とか友達関係とかで
上手く行ってない時だった
「最近は充実してたからなぁ…」
朝早くに目を覚ましたため
なんだか眠くなってきた
目を閉じて
眠りにつこうとしたとき
チャラチャラチャラチャラ~♪
携帯が鳴った
「…はぁ~い」
『俺だけど、どこにいんの?』
電話をしてきたのは
渓人だった
「中庭にいるよ~」
『わかった』
渓人はそれだけ言って
電話をきった
電話をきられて
あたしは再び目を閉じた