性教育学校
第12章 色んな恋
やっと空き室を見つけた
あたしは渓人のことが
頭から離れてくれなかった
渓人が女の人に触ってた
思いっきり見た
「・・みなみちゃん」
「・・っあ、ごめんなさいっ」
裕希くんと個室に
二人きりなのに・・・っ
「俺前も言ったよね?」
「え…?」
「みなみちゃんが渓人を好きなの知ってる
でも俺はみなみちゃんが好き」
面とむかって
初めて告白された
「・・・あの・・っ//」
「はは、照れた」
そーいって笑ってくれた
「ごめん・・なさいっ
嬉しいけど・・あたしはっ」
「俺も諦めないよ?
渓人から奪う自信あるし」
真剣な目だった
あたしに近づき
抱き締めた
「好き」
渓人が好きなのに
耳元で囁かれた言葉が
頭からぬけなかった
さっき渓人のことしか
頭になかったのに
今は裕希くんでいっぱいだった