やぶさか。さんの作者ニュース
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深夜の公園で中学生(バ)カップルが露出プレイ
深夜4時前後……“住宅街のド真ん中にある”公園にて……
ベンチに座り肩を寄せ合うは、うら若き中学生カップル……手を取り腕を組み、少しずつ距離を縮めていく……
やがて抱き合い、唇を合わせ這わせ激しいディープキスを―…
――しているのを俺は(何故だか)滑り台の中から、(何故だか)観せられていた。
覗こうとしてここに居た訳じゃなく、ここに居たら覗かさせられていた。もちろん向こうはこちらの存在に気が付いてる。
……。
いや、なんだ、この状況……?
遡ること、10分程前! 仕事を終えた俺は、近所の野良猫と遊ぶため近所の公園へ来ていた。風を凌ぐため、滑り台(の付いてる屋根のある大きめの遊具)の中で待つ事に。
しかして現れたのは、自転車に乗ってやってきた中学生カップルだった! 彼等は先客の存在を認めるや否や、変声期を迎える前の透き通った声で、
「人いるよっ」「中学生じゃん?」「なら、いっか☆」
大人への変革期を迎える前の澄み切った掛け合いを披露された。何がいっかだ、厨房じゃねーよ扶養家族。
「んしょ」「んしょ」
さらに数あるベンチの中から、あろうことか滑り台の真ん前のベンチを選ぶと、俺へ背を向け腰掛けた。いや人の視界の扶養にまで入ってくんな?
「いちゃ」「いちゃ」
……こうして頭に馬鹿の付く恋人は密着し始め、頭に妬みを浮かべる男子校出身者は強制的にアリーナ席を獲得させられてしまいましたとさ! めでたくなし、めでたくなし!
(1000文字制限にて、後半に続く)