NEWめぐみ【萌未】さんの作者ニュース

松尾芭蕉がウチに来た?

引き続きです。

 今の短編は絵師が寺に立ち寄って泊めて貰った例に絵を描いたという内容です。

 実は、これにはヒントがあります。
 私の家は寺ですが、境内というか庭に芭蕉碑というものがあります。石碑が建ったのは私の祖父の代ですが、ウチの寺は江戸時代から続いているので、江戸期にあの芭蕉先生が旅の途中に立ち寄ったという伝説があるんです。

 ただし、証拠もないし、あくまでも伝承の域を出ない話です。
 ただ、そういう伝説があるのは事実で、何日か寺に泊まったそうです。
 だいぶん前、芭蕉を研究している歴史学者が突然来られて、写真とかを撮っていかれたことがあります。
 
 この短編はそういう話が元になりました。
 史実では証明されないけれど、伝承として伝わる歴史の話はたくさんあります。なかなか興味深い話です。

[関連小説リンク]

記憶を失った女を男は妻と呼んだ。女が逃げた時、男はストーカーと化した。激しい愛が女を灼き尽くす
TOPTOPへ